【設計要旨】
本施設は、旧施設の老朽化、狭隘化が著しく、円滑な業務の推進に支障を来すことから移転新築される事となったもので、
①地域住民に安心感を与える親しみある外観
②県民のニーズに応える警察
③システム化、効率化された庁舎
という整備方針を基に、新しい時代の警察行政に柔軟に対応できる施設の設立を目指し計画された。
建物は主に本体(SRC 5F 5,297㎡事務所)と附属棟(S 2F1,249㎡車庫)で構成されており、これらは2階部分の連絡通路により接続されている。施設の性格上外観は極めてシンプル。白を基調とし、各層でアルミ積層パネルにより水平ラインを強調させているのが特徴で、1階玄関ポーチではレンガ調タイルを使用し温かみを持たせている。内部プランでは、留置場等の特殊部門と他とのゾーン分け、各種相談室を含めた一般来庁者の利用に配慮した動線の単純化等、利便性を最も重視。空調等、集中制御システムの導入による省エネ化、発電機を含め非常時を想定した設備も整備されている。
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