【設計要旨】
本工事は、既存施設を解体し使用しながらの立替計画となっており既存管理棟、給食室棟、屋内運動場は残したままとしている。このような建築的制約のある中で、いかに有効に、明るく開放的な配置ができるかが計画のポイントになっているといえる。
計画では、昇降口棟を基点として、南から普通教室棟、管理棟(既存建物)、特別教室棟の順で扇を広げたような配置とし、間に中庭的プラザを設けることで、違和感のない配置動線計画ができたと考えてる。
下の写真は、昇降口棟をアプローチプラザから望んだもので、生徒も職員もこちらから徒歩でアクセスする。
車は反対のグランド側から乗り入れるので、完全な歩車道分離となっている。中央が職員・外来用玄関、左が生徒昇降口、右が事務室となっている。
屋根は切り妻、外壁は白の吹付けと木目調のクリヤ仕上げで構成された木造風をイメージし、綾陽校に代表される歴史的場所にふさわしい建築となっている。
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