【設計要旨】
県立日南病院の改築整備は、基本理念として以下の3つの柱により行うものとした。
1.患者本位の病院
明快で機能的な院内動線、外来の待ち時間短縮と心地よい待ちのスペース、癒しの場にふさわしい豊かな療養環境等、患者のアメニティに配慮した建築設備環境と院内のシステム作りを図り、働きやすい職場環境の下で提供されるきめ細やかな医療サービスと相俟った、患者本位の病院とする。
2.21世紀を目指す高機能総合病院
高次・専門医療体制の整備、救急医療体制の整備、総合病院にふさわしい包括的医療サービスを提供できる体制の整備を図るとともに、日進月歩で高度化・専門化する医療に対応し、来るべき21世紀をも念頭に入れた、病院機能の拡大・変化に充分応え得る病院とする。
3.地域社会に貢献する病院
地域の医療水準の向上を図り、日南串間医療圏における地域医療の先導的役割を果たすほか、圏域内の他の医療機関、保健所、福祉事務所等との連携、機能分担を計ることにより、地域の保健予防活動に関わる病院、高齢社会に対応する病院として、地域社会に貢献する病院とする。
施工実績アーカイブ
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